情報 保育士は、児童福祉施設で子どもたち心身の成長、発達をサポートします。子どもを大事にする親が多い昨今、責任とやりがいが増す「保育士」を目指す方々への情報サイトです。
保育所は「児童福祉法」に基づく児童福祉施設のひとつで、厚生労働省の管轄です。そこで働いている人のことを「保育士」といいます。保育所は教育機関ではなく子どもの生活の場という位置づけです。保育所は幼稚園と違って長時間子どもをあずかることもあります。8時間以上になる場合もあるでしょう。幼稚園教諭との一番の違いは、保育士のケアする対象の幅広さです。保育所なら0〜6歳が対象で、その他の福祉施設では18歳までの青少年が対象になる場合もあります。したがって保育士の資格取得は、幼稚園教諭とは違った勉強が必要です。
保育所が日本ではじめて作られたのは明治時代です。1890年に新潟市の赤沢錘美が、子守をする貧困家庭の子どもも教育を受けられるよう、幼児をあずかるスペースを設け、託児所としたのがはじまりとされています。託児所が保育所として法的な地位を得たのは戦後1947年に児童福祉法が制定され、保育所で働くのには「保母」の資格が必要となったときからです。その後「保母」の名称は男性保育者(保父)の増加もあり、1997年「児童福祉法」の改正により「保育士」と変えられて現在にいたっています。
試験科目
試験は「児童福祉法施行令」と「児童福祉法施行規則」に基づいて各都道府県で年1回行われます。試験科目は以下の通りです。
・筆記-社会福祉、児童福祉、発達心理学、精神保健、小児保健、小児栄養、保育原理、教育原理、養護原理、保育実習理論
・実技-保育実習実技(音楽、絵画制作、言語、一般保育の各分野から3分野。うち2分野を選んで受験)
合格ライン
保育士試験は科目ごとに合否が決まります。合格ラインは各科目6割以上の正答が条件です。また「発達心理学および精神保健」などのジャンルが2つにまたがっている科目については、それぞれのジャンルで6割以上正答する必要があります。合計得点で合格ラインを決めるわけではないので、科目による弱点をなくすような試験勉強が必要です。
受験科目免除願
試験の受験にあたって、いきなり8科目合格できるかどうかという不安があるでしょうが、一部科目に合格すれば「受験科目免除願」を提出することで、その科目は3年間有効です。つまり、最初の受験で5科目しか合格していなくてもその後2年以内の残りの3科目をクリアすれば保育士資格が取得できるのです。
受験手続の流れ
保育士の試験要綱の配布や試験実施は、年により、または都道府県により違いますので年度始めに都道府県の保育士担当部署に問い合わせてみましょう。受験にあたっては、まず実施要綱を担当部署から取り寄せ、実施要綱に入っている各書類に必要事項を明記し、その他必要書類(受験資格のあることを証明するもの、顔写真など)を揃え、受験料をそえて担当部署に申し込みます。受験で成功するには時間的な余裕を持って臨むことがコツです。早い時期から動き出すことを意識しておいてください。